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【観音寺信用金庫】 理事長 須田雅夫氏

百周年に向けて須田新体制が船出
来年には支店を新設し職員の奮起促す

 五年後に控える百周年に向け、第七代の理事長(組合長からは十代)として、舵取りを任された。6月の就任以来、持ち前の行動力で挨拶回りをこなす一方で、新体制の基本方針を次のように固めた。
 「安倍内閣が打ち出した〝まち・ひと・しごと創生〟で、地域金融機関の担う役割は、今まで以上に重要となる。その中で、当金庫では〝地域金融の円滑化・人材力強化・内部体制の強化構築〟の三つに取り組み、地域社会の発展に貢献していく」
 地域金融の円滑化では、課題解決型金融の実践やコンサルティング機能の強化を図り、創業支援、企業の経営革新や成長分野等への積極的な資金供給などに引き続き取り組む。人材力強化では、将来経営に参画できる女性幹部の育成も視野に入れる。内部体制の強化構築では、コーポレート・ガバナンスの深化、総代会などの活性化などを通じて、経営力を高めていく考えだ。三方針の中でも、重点を置くのが人材育成である。

 「西讃地区では製造業が多く、当金庫ではものづくり中小企業への事業継続支援に力を入れている。入庫二・三年の若手でも現場経験を積んで、成果を上げている。
 そして職員のやる気を引き出すにはポストも必要であり、来年には四国中央市に店舗を新設したい」
 百周年に向けた目標として、預金残高三千億円、貸出金一千二百億円を掲げ、職員の奮起を促す。
 氏は観音寺市出身で、高松商業高校卒後、昭和48年に同金庫に入庫。平成9年三野支店で初の支店長、平成14年に本店営業部長、一昨年の専務理事を経てトップに就任した。
 高商在籍中は、サッカー部でインターハイ出場経験を持つ。趣味のサッカー観戦では、組織プレイに目が惹きつけられるという。
 入庫以来四十二年間の思い出を尋ねると、「支えて下さった、お客様の顔が次々と浮かんで一つに絞ることができない。二店舗目の支店長を務めた南支店では、支店職員が一丸となり優秀店舗賞を獲得した。その時の記念写真は今でも宝物」と語るように、須田新体制では〝組織力〟がキーワードになるのは間違いない。
 「当金庫は創業以来赤字なしの堅実経営を貫き、全国屈指の財務体質を誇る。歴代理事長をはじめ役職員が築いた基盤があればこそ、地域経済に万一のことがあっても積極的な支援に乗り出せる」その一言に、地域金融機関としての自負が溢れる。


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