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【ミス・ユニバース・ジャパン香川大会】実行委員長 永原いさよ氏

世界80ヶ国以上が参加し、各国を代表する女性たちが世界一の美を競い合う祭典「ミス・ユニバース」。国内では「ミス・ユニバース・ジャパン」として全国各地で地方大会が開かれている。
これまで長い歴史をつくるなか、香川県が開催地となったのは昨年がはじめて。これを大々的に企画し、仕掛けたのが永原さんだ。「正直、最初は無理だと思いました。そもそも私は東京から来たよそ者。こっちで頼れる人が誰一人いなくて…」
キッカケは知り合いからの誘いだった。美にあまり関心はなかったが、若い女性の輝きが地方活性化につながるなどの話を聞けば聞くほど興味が湧いた。
地方大会といっても47都道府県すべてで開催されているわけではない。大会本部から「永原さんがどこか地方の主催を引き受けてくれるならどこがいい?」と聞かれると、迷わず母親の故郷で自身が住んでいたこともある香川県を選んだ。「やると決めたら頭で考えるよりも、とにかく行動の毎日でした。

 

 まずは香川県でミス・ユニバースに興味を示す女性経営者らの情報をキャッチし訪ねた。「一緒に頑張ろうよ」すぐに意気投合。彼女たちの人脈もあり、瞬く間に有志が集まった。
 「実行委員会のメンバーは本当に大変だったと思います」
 準備を進め始めた6月から大会本番の10月下旬まで朝昼晩構わず指示を出しまくった。一方で自身は、「大きな夢を持つ女の子たちを応援してあげてください。お願いします」。スポンサーになってくれるよう県内企業に頭を下げて回った。寝る間も惜しんで誰よりも動いた。ぶっ倒れたことも。
 結局、大会本番にはファイナリスト14人が出場し、英明高校の京極ひなたさん(17歳)がグランプリを獲得。大成功で幕を閉じた。
 大会後、ある人に聞かれた。「初めてで何でここまで出来たの?」永原さんはこう答えた。「分からないけど、熱意だけで突っ走ったのかもしれませんね」
 京極さんは香川県の代表として今年、東京で行われる日本大会に出場する。「誰がグランプリに選ばれてもおかしくなかった。ひなたさんには、いろんな方の支えがあることを忘れず、世界大会にまで行ってほしいです。みんなで応援してください」
 疲れたときは愛犬と触れ合いリフレッシュ。大阪府出身の高松市在住。


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