ホーム香川のキーパーソン【キリンビール(株)中四国統括営業部】 副本部長兼香川支社長 定由 圭一さん

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【キリンビール(株)中四国統括営業部】 副本部長兼香川支社長 定由 圭一さん

香川市場に初見参、博多生まれの九州男。ビールファン拡大に全力

恒例の全国的なキャンペーン「選ぼう!ニッポンのうまい」が始まった。香川から出品するのはオリーブ・パスタ。生誕百年記念として県も力を入れているが、キリンでは早速これを採用。宣伝効果も大きく期待されている。

 支社長(支店長から変更)が交代した。前任の高橋氏(ジャンボ)が東京支店営業第一部長へ転出したため、後任として近畿圏流通本部長から着任した。時を同じくして組織体制が改訂され、中四国統括本部香川支社となったもの。
 「香川の勤務は初めてですが、住み心地は良さそうです。毎日歩いて通勤していますが、高松は福岡と比較的イメージが似ています。何かしら親近感がありますよ。」
 東京支店へ入社後配属され各地を歩いたが、神戸で課長に昇進、「次いで福岡、大阪と転勤生活が続いています。商売柄ビールは毎日飲んでいますが、日曜日は休肝日です。」
 福岡(博多)生まれの九州人。表情、会話もソフトな感じだが、シンはしっかりしたものを持っている。
 飲むことも大事な仕事。業務店を回り、ナマの声を聞いたり、販促活動など仕事は山積している。
 いま「のどごし」「淡麗」などが快心のヒット中だとか。ついで発売したばかりの「スムース」も好調。業界の厳しい競争の中でもキリンへの信用は盤石。堅調な販売実績をあげているようだ。「新ジャンルの飲みものとしてNO.1の売上です。これをもっと伸ばしていきたい。」
 業界内もさることながら、焼酎、清酒、ワインなど多種多様な商品が多いため、販売最前線は常に緊張感のある日々を送っている。
 「プレミアムビールのカテゴリーがよく飲まれるようになり、上質の商品に対するニーズも強いものがあります。お客さまの嗜好も多様化していますので、新ジャンルの商品開発に支持が強いようです」
 ノドの肥えた愛飲家は自ら選択する幅を広げるとともに、新しい味を求める気持ちも強い。会社としても市場調査の中から期待に応える商品づくりを進める責任がある。
 「コンパクトな町なので、いまは徒歩通勤で足を鍛えています。これからは暇をみて裏通りや横丁を歩いて、町の本当の良さを探検したいものです。」単身赴任の高松独身族へ仲間入りしたが、「帰りの時間を気にしないでいいのがとても楽です」
 九州大学卒。54歳の最充実期。


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