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【高松中央ライオンズクラブ】 会長 真鍋秀子さん

さまざまな人と出会い、喜ばれることを励みに地域に根ざしたライオンズ活動を目指したい。

 県内で唯一の女性だけのライオンズクラブ「高松中央ライオンズクラブ(LC)」。今年7月から、新会長に就任した。入会して今年で四年目。ミッション系の高校・大学を経て看護師になったことから、奉仕・福祉活動は昔から身近なものだった。小児科医のご主人の勧めもあり、子育てが一段落したところで入会を決めた。

 「入ってみるまでは、LCってどんなとこ?って感じでしたね。先輩方に助けられながら、とにかく何でもやってみる四年間でした」と笑う。高松中央LCの活動は、赤十字血液センターと協力しての献血推進活動、福祉施設の慰問、チャリティバザー、開発途上国の医療支援など幅広い。中央病院小児科でのクリスマスパーティ、ピンクリボン運動(乳がん撲滅運動)の支援など、女性ならではの活動が多いのも特徴。
 「ボランティア活動は個人でもしていましたが、一主婦でできることは限界がありますよね。それがLCなら、こんなこともできるんだ!と。世界が広がりました」。普段は「キッズメディカルまなべ」の院長夫人、そして主婦、さらには手作りパン教室の講師という顔も持つ。パン作り歴は十年以上で、趣味が高じて講師の資格まで取ってしまった。着付師の免状も持っているという多才ぶり。
 「いろいろやってみたい性格で。今はLCとの時間のやりくりが大変。でも忙しい方が楽しいですよね」と、忙しさは苦にならない様子だ。
 LC活動の喜びは「対人間であること」と言う。たとえば慰問活動でも、最初は遠慮ぎみに遠巻きにしている子どもも、こちらが笑顔で話しかければ反応を返してくれる。ふれあいを実感できるのが励みになる。
 「普通に主婦をやっているだけでは出会えないような、職種も年齢もさまざまな方と知り合えるし、勉強もさせてもらえる。知識は、身についても重荷にはならない、いつか役に立ちますから。出会いは宝です」
 新会長としては、LCをもっと知ってもらえる活動をしたいと考えている。地域に根付いた存在になりたいというのが目標だ。今年掲げたスローガンは「みんなが一人のために、一人がみんなのために」。活動のテーマは「分かち合い」。
 「今自分がLCに入っていること自体が幸せ。でも会長の任期って一年なんです。やろうと思ったことはどんどんやっていかないと!」ファイトのこもる言葉と笑顔に、LCへの情熱があふれている。


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