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8月25日号

 デザインや性能などにこだわりを持つ、地元工務店13社のモデルハウスが集まる住宅展示場「かがわ家博」(藤沢裕一実行委員長)が、2016年3月のオープンに向けて、このほど高松市多肥上町にて着工した。
 主催はかがわ家博実行委員会、共催は㈲フロムファースト。
 地元中小の住宅会社だからこそできる、きめ細やかでハイレベルの住宅デザインや性能をアピールし、大手ハウスメーカーに負けない技術力やアイデア、サービスを住宅取得者に理解してもらうことが狙い。
 大手メーカーが展開する常設の総合展示場に対し、これらは移動型展示場と呼ばれ、モデルハウスは会期終了後には基本的に販売する点が特徴。県下では初の試みとなるが、対岸の岡山県では「岡山工務店EXPO」として開催され好評を博すなど、全国的に増えつつあるという。
 地元工務店にとっては出展にかかる経費を抑えつつ、総合展示場に負けない集客を見込め、来場者にも同じ会場で各工務店のこだわりを身近に感じながら、情報収集できるなど双方にメリットがある。


8月5日号

 電線メーカーの伸興電線㈱(さぬき市志度 尾崎 勝社長)はこのほど、本社敷地内に新工場となる「D工場」の建設を決め、4月30日から、その増築工事に入った。
 2020年に開催予定の東京五輪や都市部の再開発、東北の復興工事などに伴う大型建設案件の需要拡大を見込み、生産能力をより高めることがねらい。
 新工場の建築面積は約4500㎡。投資額は7億5千万円。このうち、6億円は建屋の建築費に、残りの1億5千万円は既存設備の改造・移設費などにあてる。
 工場は年内に竣工予定で、来年一月上旬を目処に稼働を開始する。これに合わせ、15名程度の人手も増やす。ちなみに工場の建設費は一部、県が補助する。
 同社の本社敷地内には現在、「A工場」、「B工場」、「C工場」の3棟の工場があり、約70の生産ラインがフル稼働している。


7月25日号

 かがわ・こんぴら観光案内所は、香川県が昨年12月に表参道へ設置した観光情報拠点「ことひら浪漫館」と琴平町観光案内所を統合して誕生。県内最大の観光地である琴平において、琴平だけでなく、県内各地の観光情報を合わせて発信していく。
 設置・運営主体は(公社)香川県観光協会(三矢昌洋会長)。
 所在地は仲多度郡琴平町811。開館時間は10時~18時。
 展示内容は情報発信コーナーと県産品展示コーナーを主に置く。
 情報発信コーナーには琴平をはじめ、県内各地のパンフレットなどを用意。大型モニターで、映像による情報発信を行う。加えてスタッフが常駐し、観光案内も実施する。
 県産品展示コーナーでは、讃岐うどんや地酒、オリーブや菓子といった飲食品類、張り子などの工芸品、様々な特産品をディスプレイしPRを行う。


7月15日号

 OHK岡山放送㈱(岡山市北区)は、新社長に産経新聞社論説委員室論説委員特別記者の中静敬一郎氏が就任する役員人事を発表した。6月30日の株主総会および取締役会後に、中静新社長は本社にて記者会見を行った。宮内正喜前社長は退任した。
 中静敬一郎社長は、1950年新潟市生まれ。早稲田大学卒後、産経新聞東京本社に入社。85年より政治部勤務。首相官邸、自民党、外務省などの担当を経て、99年に政治部長就任。10年6月に取締役論説委員室論説委員長へ就任。その後、13年6月より論説委員室論説委員特別記者を務めた。
 記者会見には、中静新社長はじめ、西畠泰三副社長他役員三名が出席した。中静社長は挨拶で、「新聞記者としての経験を生かし、テレビというメディアの役割を十分果たしていきたい。そして、より多くの方にテレビを見てもらい、それが岡山・香川の地域活性への起爆剤となるよう努めたい」と抱負を述べた。
 中静社長への一問一答は次のとおり。


7月5日号

 穴吹興産㈱(高松市 穴吹忠嗣社長)が計画中の「住」「医」「介護」の永住型複合施設の全体像が明らかとなった。
 高松市紺屋町5-6、美術館通りと県庁通りの交差角地(敷地2820㎡)にて着工しているもので、開発名は「ウェルネス アベニュー高松」。
 これからの地方都市の街づくりの提案をする開発として、次の3つのコンセプトを掲げる。
 まずスマートシティ。エネルギーの有効利用を図り省エネ化を推進する環境配慮型の街として、MEMS、高圧一括受電、見える化、LED照明等を採用する。
 2つめはコンパクトシティ。市役所や美術館、中央公園などの公共施設、商店街、公共交通、教育施設、医療機関などが至近にあり、利便性の高い県内でも屈指の生活環境が整う同地。都市機能・賑わい・文化・伝統・憩いなどを体感できる街となる。