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2月15日号

 (公財)かがわ産業支援財団(高松市 大津佳裕理事長)の主催する、かがわビジネスモデル・チャレンジコンペ2018の審査会が、2月7日サンメッセ香川で開催された。
 財団では創造的な技術や商品、サービスを新規開発し、新たな顧客や付加価値を創造する独創的なビジネスプランを昨秋募集。25件の応募があり、この日の最終審査会に残った5者がプレゼンテーションをおこなった。
 大津理事長、県商工労働部 浅野浩司部長、メロディ・インターナショナル㈱尾形優子社長、香川ニュービジネス協議会の小野兼資会長らが審査員を務めた。
 5者のプレゼンを審査の結果、「コンクリート構造物の塩害劣化検査サービス」の事業計画について発表した、西藤 翼氏(香川大学医学部医用化学技術補佐員)を最優秀賞に選んだ。香川大学工学研究科卒の西藤氏は、同大学が保有する国際特許技術「ハイパースペクトルカメラ」を活用し、コンクリート構造物の老朽化診断を行うシステムを開発した。
 社会インフラの老朽化問題に対応する点検システムで、将来性が評価されての受賞となった。今年4月に法人設立し事業を開始する予定だという。


2月5日号

 県内のトヨタ系ディーラー香川トヨタ自動車㈱(灘波順一社長)、香川トヨペット㈱(灘波博司社長)、トヨタカローラ香川㈱(向井幸司社長)、ネッツトヨタ高松㈱(朝倉 一社長)の4社は1月11日、東かがわ市に共同出資の合同会社を来年1月に設立することを発表した。
 資本の異なるトヨタ販売店での合同会社は、北海道の「ひだかトヨタ自動車販売(合)」に続き全国で2例目となる。
 現在、東かがわ市内におけるトヨタカローラ香川三本松店、香川トヨタ自動車三本松店、ネッツトヨタ高松さつき店、香川トヨペット E POINT三本松の4店舗を人口減少・高齢化を踏まえて1店舗に集約することで、経営効率化を図っていく。
 新会社の名称は「東かがわトヨタ自動車販売(合)」。代表にはトヨタカローラ香川㈱代表取締役専務の向井良太郎氏が就任予定。
 住所は現トヨタ店・カローラ店跡地。隣接する2店舗の敷地約3300㎡を活用して本社兼店舗を新設し、残りの2店舗はバックヤードとして利用していく方向性だ。


1月15日号

 顕微鏡メンテナンス専業で35年の社歴を誇る㈲西日本顕微鏡(高松市 角谷健三社長)の新本社事務所が完成。12月13日より新天地での営業をスタートしている。
 建設地は香川町大野1605-7。同町内から拡大移転したもの。
 約112坪の敷地に、24坪の社屋を構えた。メンテナンス作業エリアを拡充し、オフィスエリアと分離。作業効率を大きく改善した。
 顕微鏡の大敵である結露や湿気対策として、空調設備も強化した。
 教育現場の顕微鏡から、医療・工業・検査用などで使用される生物顕微鏡の修理・メンテナンスを手掛ける企業は、全国的にも非常に珍しい存在。
 全国に265の代理店ネットワークを構築しており、広域から依頼が寄せられる。国内外の生物顕微鏡メーカーに対応しており、レンズ、プリズムなど視野に関する部品のメンテナンスを提供する。
 昨年1年間で約6千台、創業以来累計10万台以上のメンテナンスを手掛けてきた実績がある。


1月5日号

 NPO法人ジャラクエンタープライズ(多田桂三理事長)はこのほど、「第一回香川県インドネシア日本交流会」をJRホテルクレメント高松にて開催した。
 同法人はバリ島キンタマーニ高原で自然リサイクル農法により完成した「バリ・ジャラクコーヒー」を通じ、インドネシアと日本との架け橋となる活動を展開している。絶滅危惧種の鳥JALAK BALIを絶滅の危機から守る保護活動拠点ベガワン基金へ、コーヒー豆買付時に1キロあたり約23円を㈱山東珈琲マーケティング(高松市)を通じて寄附を行い、保護活動に努めている。
 同日、会場には約80人もの出席者で賑わいを見せる中、香川県からは浜田知事等が出席。在大阪インドネシア共和国総領事館よりミルザ・ヌールヒダヤット総領事、トゥンパル・M.H.フタガルン総司・公司参事官、イッワン・ユスフインドネシア貿易振興センター所長等が出席した。
 開会にあたり多田理事長は「インドネシアと日本は国交樹立60周年を迎え、両国の歴史を振り返るとともに更なる友好関係の構築と、交流を深めていく団体を目指したい」
 と述べた。


12月15日号

 高松商工会議所は第165回臨時議員総会を11月30日、同会議所会館にて開催。11月中旬に任期途中で会頭を辞任した渡邊智樹氏(百十四銀行相談役)の後任の会頭に四国旅客鉄道㈱取締役会長の泉雅文氏が選任され、同日付で就任。
 同時に県商工会議所連合会会長、四国商工会議所連合会会長、日本商工会議所副会頭にも就任した。
 任期は来年10月末まで。辞任した前会頭の残りの任期を務める。
 先般、前会頭である渡邊氏と前副会頭の森田紘一氏(㈱合田工務店 代表取締役社長)がそろって辞任。
 その後の後任は決まっておらず、トップ2人が不在という異例の事態となっていた。
 渡邊氏は辞任の理由について、会食の場で取引先から女性行員に不適切な行為があったが、それを止めることができなかったためとしており、森田氏は「一身上の都合による」としている。
 臨時総会には109社の議員が出席。
 同会議所によると、総会では満場一致で泉会頭が選任され、30日付けで会頭に就任したと発表された。