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11月25日号

 フラメンコを観覧しながらスペイン料理が楽しめるイベントが11月10日、高松市西植田町にあるオキオリーブのオリーブ農園で開かれ、この日集まった参加者は終日、スペイン気分を味わった。
 イベントは、高品質のオリーブオイルを提供する農業生産法人オキオリーブ(澳 敬夫代表)の主催。「オリーブと言えばスペイン」と話す澳さん。スペインはオリーブ世界一の生産量となっていて、世界で生産される約半分はスペイン産と言われている。
 スペインで特に生産量が多いとされているのがアンダルシア州。そのアンダルシア地方はフラメンコ発祥の地になっていることから今回、フラメンコとオリーブを組み合わせた。しかもオキオリーブの農園は、オリーブ畑が圧倒するアンダルシアの景観に似通っているという。
 この日、約60人が参加。広々とした山頂でスペイン人の女性が本場パエリアなどを一からつくって提供したほか、スペイン産のワインも出された。
 また仮設ステージでは、10人の女性ダンサー(イスパニアフラメンコスタジオ)らが、センスやカスタネット等の小道具をつかって演舞、フラメンコ醍醐味の華麗なステップを披露した。


 もともと大手証券会社に勤めていた澳さん。香川県に転勤となり、空気を満喫するうちにオリーブの魅力にどっぷりハマった。これがキッカケで脱サラ。今から4年前、オリーブに着手した。
 オキオリーブの農園は、6.3ヘクタールの敷地に約1500本のオリーブの木が広がる。今年は10月初旬から中旬にかけて収穫を終えており、(オリーブの)実は「とても質が良い」と高く評価している。
 今はまだ建設段階だが、ここに地元の食材をつかった料理やドリンクを提供するカフェの開設を進めている。来年1月がオープン目処。宿泊施設をつくる計画もある。
 澳さんは、「カフェの利用のみならず県産品のフェアや食育のイベント等々、この広々とした場所を自由に活用していただきたい」と呼び掛けている。


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