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6月15日号

 穴吹興産㈱(高松市 穴吹忠嗣社長)は、徳島県三好市の「和の宿 ホテル祖谷温泉」の運営などを手掛ける祖谷渓温泉観光㈱(三好市 植田佳宏社長 資本金8千万円)およびグループでホテル祖谷温泉のケーブルカーを運営する㈲祖谷温泉(高松市田村町 同社長 同1千万円)を子会社化すると発表。
 7月1日付で祖谷渓温泉観光の発行済株式の九八・一二五%、祖谷温泉の一〇〇%を譲り受ける予定だ。
 あなぶきグループは穴吹エンタープライズ㈱(冨岡徹也社長)が香川県、岡山県でホテル5施設、旅館1施設、指定管理者事業を展開。旅行事業は㈱穴吹トラベル(阿部有香社長)で自社企画バスツアーや四国八十八箇所巡礼を行い、2013年からインバウンド事業を開始し外国人観光客の誘致に努めている。
 大歩危祖谷温泉郷のブランド構築、プロモーション戦略があなぶきグループの観光関連事業の拡大戦略に繋がると判断、子会社化を決めたもの。
 植田佳宏氏は、2018年より穴吹トラベルのエグゼクティブアドバイザーを務めていることもあり、両者の良好な関係性により子会社化が実現する。なお植田氏は引き続き留任し運営業務にあたる予定。


 秘境祖谷渓にある一軒宿として人気の「和の宿 ホテル祖谷温泉」は全20室。ケーブルカーで下る源泉かけ流しの露天風呂で高い知名度を誇る。
 祖谷渓温泉観光は年商約3億6千万円、祖谷温泉は同3千万円を計上している。


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