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10月15日号

 高松市中新町の交差点角、旧GS跡地で建設中の建物は「コンフォートホテル高松」。運営会社の㈱グリーンズ(三重県四日市市 村木雄哉社長)が正式に求人情報を掲載している情報によると、オープン日は2022年3月23日。
 いち早く情報を載せている宿泊予約サイトでは、部屋数163室(高松市中新町2-10)、JR高松駅からクルマで5分の中央通りの目抜き通り沿い、ダブルスタンダード(ベッド幅140㎝)部屋の広さ15㎡、ツインスタンダード(ベッド幅120×2台)部屋の広さ22〜23㎡、子どもの添い寝無料(小学6年生まで)、朝食無料サービスで、10時〜24時はテレワークに活用出来るライブラリーカフェスペースとして機能している。またウェルカムドリンクサービス(珈琲orレモンウォーター)もある。
 同社のホームページによると、コンフォートブランドのホテルは現在、世界40カ国7000軒以上。合わせて10以上のブランドを展開しているが、日本ではグリーンズが展開する。チョイスホテルズインターナショナルが展開するブランドの中で、日本国内ではよりビジネスホテル色の強い「コンフォートイン」、最も多いのが「コンフォート」、東京ディズニーランド近くでファミリーに特化した「コンフォートスイーツ」と、合わせて3つのブランドを全国で約60軒展開している。
 約10年前まではベッセルホテル(福山市)がバジェットタイプの「スリープイン」ブランドの展開を独自に行っていたが、米国社との提携を解消し現在はベッセルホテルとして営業している。


 コンフォートホテルは、四国では高知、松山についで3軒目となる。なお高知市は旧高知第一ホテルをリブランド、「コンフォートホテル高知駅前」として営業してきたが、老朽化で建て替えて、「コンフォートホテル高知」として2018年にオープンしている。
 日本の中級チェーンホテルブランドの中では急速に規模拡大中のチェーンのひとつ。5つ星や4つ星には泊まれないが、宿泊特化型の比較的リーズナブルな料金のホテルで立地、設備、機能が必要十分なホテルとしての評価。特に海外がそうだが、宿泊ホテル選びの重要な要素のひとつとして、防犯上安全な立地にあり、どこに泊まってもはずれがない一定レベルの水準に保たれたサービス、設備であることは重要な選択条件となる。
 競合として挙げるホテルとしてはベストウェスタンホテル辺り。外資系の特徴の1つであるベッドサイズの大きさや添い寝無料サービスに加え、朝食無料サービスも評価が高い。高松市を訪れる外国人観光客にとっては利用し易いホテルとなるのではと考えられる。
 日本は同社が得意とする中級の宿泊特化型ホテルの価格帯の出店競争が激化しており、ヘビーユーザーとなる高松市へのビジネス出張者をどれだけ惹きつける事が出来るのかが鍵となるのではないか。


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