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6月5日号

 香川大学はDX推進人材の育成を通じた大学改革と地域活性化に取り組むため5月20日、日本マイクロソフト㈱(東京都 吉田仁志社長)との連携協定を締結した。
 この日、香川大学イノベーションデザイン研究所で開かれた締結式には、関係者らが出席。香川大学の筧 善行学長と日本マイクロソフトの佐藤亮太執行役員常務が、協定書に調印した。
 同大学は、DX推進技術(クラウド、セキュリティ、データサイエンス、AI、IoT、デザイン思考、アジャイル等)を有する人材や、共感力に富み、多様な人々とつながり新たな価値を創造する人材の育成などに取り組んでいる。今回の協定により、取り組みをさらに充実していく。
 協定に基づき、両者は次の3点を目指して協力する。①DX推進人材の育成②DX推進による大学改革③DX推進による地域活性化。


 「DX推進人材の育成」では、同社が大学に最新デジタル技術を学ぶ環境の提供や、認定資格対策のセミナーを実施。最新技術を学ぶにあたり、カリキュラム作成や実行環境構築を支援していく。また、データサイエンス教育やAI教育に必要な学習環境と学習コンテンツを提供する。学習成果に基づいたAI構築、AIを用いたシステム開発などの実務的スキル獲得の支援を行う。
 「DX推進による大学改革」では、同大学の教職員や学生が4項目(「業務の分析」、「環境への対応」、「業務の自動化」、「データの蓄積」)を達成するアプリケーションを内製開発できるように、カリキュラムや学習コンテンツを提供する。
 「DX推進による地域活性化」では、同社は2022年に同大学が開設を予定している「Kadai DX塾」を支援する。リカレント教育の一環として、DXに関する社会人の学び直しや、DXで新たに生まれる業種や職種に対応したリスキリングプログラムを共同で開発する。同大学が「地域の知の拠点」としての役割を担うため、地域DXを推進する拠点形成を目指す。また、教職員、学生、自治体、地域企業などが集う拠点(リアルやバーチャル)の形成を支援していく。


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