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9月5日号

 丸亀市(松永恭二市長)、四国化成工業㈱(田中直人社長兼C.E.O)、(大)香川大学(筧 善行学長)、丸亀市都市再生推進法人及び㈱HYAKUSHO(湯川致光社長)の4者連携でパークレットを用いた社会実験がおこなわれる。期間は、瀬戸内国際芸術祭2022秋会期中。丸亀港そば、みなと公園と周辺が舞台となる。
 みなと公園には、四国化成工業が丸亀市に寄附するパークレットが設置される。実証実験中の土日のうち6日間は、イベントを開催し車道には人工芝が敷かれる。丸亀を代表する食が提供されるキッチンカー等が並び、香川大学の学生らによるワークショップでは、廃棄されたうどんから作るバイオセルロース紙を使用した『光るうちわ』で夜の賑わいを演出することなどが予定されている。
 四国化成工業は、2020年に丸亀市都市計画課、香川大学産官学連携統括本部と同社の目指す『居心地がよく歩きたくなる』まちなかづくりへの思いが同じと確認し、香川大学が2021年6月に企業・社会人向けのリカレント専門講座『パークレットを活用した賑わいあるまちづくり』を主宰。更にまちづくりの専門家である㈱HYAKUSHOが参画。2022年2月に丸亀市と『丸亀市の賑わいあるまちづくりに関する連携協定』を締結した。


 田中社長は、「1947年に丸亀市で創業した弊社は、今年75周年を迎える。2030年にありたい姿を示した長期ビジョンChallenge1000を掲げ、その基本方針をお客さま、従業員、株主に社会を加えた『四方よし』を実現する。次の百年企業を目指し来年1月には持ち株会社に移行。地域社会に貢献できるよう努めていく」と、この一環としての新事業、パークレットについて意欲的に語った。
 丸亀市では、国の推進するウォーカブルなまちづくりの足がかりとし、瀬戸内国際芸術祭会期中に港から中心地であるマルタス、丸亀城までの動線作りを考えている。


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