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9月15日号

 高松信用金庫(大橋和夫理事長)と琴平町及びまんのう町は、観光振興を目的とした3者連携による連携協定を8月24日に締結した。
 同協定は、地域に根差した同金庫と琴平町(片岡英樹町長)、まんのう町(栗田隆義町長)の関係を強化し、地域創生に向けた取り組みを加速させることで、地域経済の活性化と持続的な発展を目的としている。
 同金庫と両町でそれぞれ包括連携協定を締結することにより、琴平町とまんのう町が今年4月に締結した「観光振興に関する連携協定」に基づく観光振興を、3者連携というスキームで取り組んでいく。
 連携内容は次の通り。


▼地方創生に関わる取り組み▼若者の定住や少子高齢化社会に関わる取り組み▼中小零細事業者支援に関わる取り組み▼観光振興に関わる取り組み▼災害時の相互支援
 同日、締結式が開かれた同金庫本店には大橋理事長、片岡町長、栗田町長が出席し、協定書に署名をおこなった。
 大橋理事長は「人口減少やコロナ禍で、観光客の減少による地域経済の縮小等の課題を両町が抱えているなか、両町長の地域活性化に向けた熱い思いと行動に共感することで、より地域に密着した関係性を強化した地方創生に向けた取り組みを加速させることが最重要課題」と述べた。
 今後は、信用金庫業界の強みである全国254信用金庫のネットワークを駆使して、全国各地からの観光誘致のサポートを通じ、3者が連携して地域経済の拡大・交流人口の創出に取り組んでいく。
 片岡町長は「行政は現場の声を聞くのも仕事であるため、積極的な情報提供を含めた連携を期待している」とあいさつ。
 栗田町長は「観光をはじめとして、様々な分野で連携を図りたい」と意欲を見せた。
 両町は、新型コロナウイルスの感染拡大以降、訪れる人をいかに回復させるかが課題とし、信用金庫を含めた協定を生かして、観光の立て直しや地域の活性化を図っていく方向性だ。


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