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11月15日号

 10月25日、高松商工会議所で臨時総会がおこなわれ、新たな会頭として、百十四銀行 頭取の綾田裕次郎氏が就任することが満場一致で正式に決まった。
 綾田氏は、11月1日付けで就任し、バトンタッチする環境が整った、と述べ任期途中で辞任した泉 雅文 元会頭(JR四国相談役)の残りの任期を引き継いだ。
 綾田氏は記者会見で「光栄であるとともに重責に身の引き締まる思いだ。銀行の仕事と商工会議所の仕事は親和性が高いと思っており、商工会議所でもコンサルティングに力を入れていきたい」と述べ、本業で培った経験を生かし、人手不足、円安、資源高など多くの課題に丁寧に向き合っていく考えを示した。
 綾田氏は、高松市出身の64歳。
 慶應義塾大学卒業後、百十四銀行に入行し、2017年から同行の頭取に就任。同会議所では、昨年から1年間、副会頭を務めていた。任期は、泉氏の残りの任期満了の2025年10月末まで。


 百十四銀行から同会議所の会頭に就任するのは、綾田氏で7人目。また、綾田氏は、新会頭就任と同日付で、県商工会議所連合会会長、四国商工会議所連合会会長、日本商工会議所副会頭にも就任した。
 一方、泉氏は任期途中で辞任した渡邊智樹氏の後任として、2018年に会頭に就任。以降、5年間会頭を務めた。以前から、任期途中でも次期会頭について就任の環境が整えば交代する意志を表明しており、この度そうした環境が整い、会議所としても今年3月に新たな中期計画を策定するなど、一定の方向付けが出来たとして、3期目の任期途中で辞任した。
 泉氏は、任期中、印象的だったことは何かと問われると「コロナワクチンの職域接種を商工会議所の職員が一丸となって連携し、積極的に取り組んだことが大変印象に残っている」と答え、任期の大半がコロナ禍だった5年間を振り返った。


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