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8月25日号

 穴吹興産㈱(高松市 穴吹忠嗣社長)は平成23年6月期連結決算を発表した。
 売上高560億4400万円(前年同期比14.8%減)、営業利益24億2300万円(同36.5%増)、経常利益18億2100万円(同66.5%増)、当期純利益8億3500万円(同26.5%増)の減収増益。期末配当金は1株あたり四円。
 不動産関連事業で分譲マンション販売強化による早期完売に取り組む一方で、販売経費の圧縮に努めた今期。さらに環境や節電を意識した商品開発、ストック型ビジネスモデル構築の推進など経営基盤の拡充も図った。
 主力の不動産関連では、高齢者専用賃貸マンション「アルファリビング高松百間町」、住宅型有料老人ホーム「アルファリビング広島中広」などシニア向け住宅の開発、首都圏でのアルファシリーズ分譲マンション第1号物件の販売など、将来性の高い市場へ積極的に参入した。結果として分譲マンションの販売は、需給バランスの改善等により契約戸数が過去最高の2535戸、売上戸数は1772戸となった。未契約の完成在庫は5期ぶりに0戸で好調に推移した。人材サービス関連は労働者派遣法改正の影響、施設運営事業は東日本大震災の影響でそれぞれ減収となったが、旅行事業などその他事業では増収を確保した。


8月5日号

 ホテルレオマの森(丸亀市綾歌町)は、県外大都市とニューレオマワールドを結ぶ直行バスプランの拡充に取り組んでいる。
 直行バスプランはホテル宿泊者向けに、大阪・神戸・岡山の三都市とレオマ間をそれぞれ毎日1便(1往復)運行。昨年11月に第一弾として、大阪便(JR新大阪駅発着)の運行を開始。今年6月6日に神戸便(神戸市・明石市発着)、7月1日に岡山便(岡山・倉敷発着)を追加した。
 バスプランは同ホテルの母体である、大江戸温泉物語㈱(東京都)が旅行会社として主催。料金は全便一人(往復)で2000円という破格値で、コンスタントな利用者がある。
 利用客数は大阪・神戸2便の合計で、1日平均55名。1ヶ月で見ると、1600名超を香川へ送客する。
 テーマパークを利用しない年配客向けには、丸亀城・金刀比羅宮・善通寺・中津万象園(入場料別)を周遊するオプション商品「レオマお散歩号」も用意する。


7月25日号

 ㈱川六(高松市百間町1-2 寶田圭一社長)は、熊本市内でのホテル経営に乗り出すことになった。
 現地で経営していたホテルを賃借しリニューアルの上、8月1日オープンする運びとなった。名称は「エクストールイン熊本銀座通」(熊本市下通一丁目9-8)。鉄筋、免震構造で12階建て。客室はシングル179室、セミダブル2、ツイン2のビジネスタイプ。設備面でもシングルながら全室セミダブルベッドを使用しているほか、全室にLAN接続。禁煙ルーム、立体駐車場を用意した上質空間。
 立地も市内随一の繁華街にあり、下通りアーケード街のすぐ側というロケーション。ショッピング、コンビニ、飲食、銀行などあらゆる店舗が集積しており、利便性は最高といえよう。鶴屋百貨店、熊本城も至近距離にあり、ビジネスに観光に恵まれたエリアでもある。敷地面積596.03㎡、延床面積3575.82㎡。
 施工は、地元建設業の建吉組。所有者は建吉観光土地㈱で、築後九年を経ているが、経営立て直しのため㈱川六が指名されたもの。


7月15日号

 7月3日、愛媛県新居浜市の新居浜マリーナはクルージングサミット歓迎のアーチが掲げられ、隣接する人工海浜の海開イベント「マリン村」の来場者が行き交う浜辺を舞台に、熱い議論が繰り広げられた。
 これは昨年8月に第一回を開催。瀬戸内海を抱える4県の自治体の長5人が一同に介し、瀬戸内海という共通点から、行政が先頭に立って、圏域を超えて人や情報の横のネットワーク化を推進。それぞれが持つ港湾・マリーナ施設を起点に、5市間の人やモノの動きを活発化して、新たなムーブを作り出すきっかけにという試みである。
 5市とは香川県の三豊市、高松市、岡山県の瀬戸内市、愛媛県の新居浜市、広島県の福山市。〝東瀬戸内圏〟5市の首長が、クルーズをテーマに地域間交流の促進を図る。
 会場には各自治体の関係者はもとより、各市にあるマリーナー、管轄する国、そして民間の観光旅行関係者が参加。その他一般来場者など100名余が新居浜マリーナ内の管理棟に設けられた会場に集まった。


7月5日号

 ㈱中国銀行(岡山市)は、6月24日に開催した、第130期定時株主総会とその後に行われた取締役会にて、永島旭頭取の退任と、宮長雅人常務の頭取就任を正式決定した。同日、本店内にて記者会見を行った。頭取の交代は11年ぶりとなった。
 本店、会議室で行われた記者会見には宮長新頭取と永島前頭取が出席した。宮長氏は昭和29年生まれの56歳、昭和52年入行後、田ノ口支店長、融資管理部長、福山支店長、取締役融資部長を歴任し、平成19年6月から常務取締役を務めていた。
 会見で宮長新頭取は、「頭取就任の要請があった際は突然であり驚いたと同時に、80年の歴史を誇る中銀の頭取という重責を担う不安が頭を巡った。」とそのときの心境を吐露。その上で「当行にとっては非常に厳しい環境下である」という認識の中で頭取職を受けるにあたり、「永島前頭取が進めてこられた総合金融サービス力の向上を更に発展させるべく、着実に前進をしていく」と決意を述べた。