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7月15日号

 7月3日、愛媛県新居浜市の新居浜マリーナはクルージングサミット歓迎のアーチが掲げられ、隣接する人工海浜の海開イベント「マリン村」の来場者が行き交う浜辺を舞台に、熱い議論が繰り広げられた。
 これは昨年8月に第一回を開催。瀬戸内海を抱える4県の自治体の長5人が一同に介し、瀬戸内海という共通点から、行政が先頭に立って、圏域を超えて人や情報の横のネットワーク化を推進。それぞれが持つ港湾・マリーナ施設を起点に、5市間の人やモノの動きを活発化して、新たなムーブを作り出すきっかけにという試みである。
 5市とは香川県の三豊市、高松市、岡山県の瀬戸内市、愛媛県の新居浜市、広島県の福山市。〝東瀬戸内圏〟5市の首長が、クルーズをテーマに地域間交流の促進を図る。
 会場には各自治体の関係者はもとより、各市にあるマリーナー、管轄する国、そして民間の観光旅行関係者が参加。その他一般来場者など100名余が新居浜マリーナ内の管理棟に設けられた会場に集まった。


 今回、幹事役の新居浜市の佐々木市長が「5市が一緒に瀬戸内海の自然を生かした取り組みの構築を、また災害時の協力関係も築いていけたらと思う。」とまず挨拶。その後に、基調講演として、元アテネオリンピックビーチバレー日本代表で、現在はNPO法人日本ビーチ文化振興会の徳野涼子さんが講演を行った。
 その後は佐々木市長がコーディネーター役となり、5市長によるそれぞれの市の観光PRを交えた、クルーズの取組状況や新たな取組などを報告。今後の担当者レベルによる話し合いの方向性を意見交換した。
 最後に「共同宣言」を発表し、参加者は海上の産業遺産として売り出し中の「四阪島」へのクルージングに出発。夜には交流会も行われた。
 毎年1回、各都市の持ち回り開催。

◎ 共同宣言 ◎

▼中四国・瀬戸内発、海辺の文化の創造で海の路を再構築しよう!
 ①一年を通じた賑わいを提供することで、自らの地域特性を活かした海辺の文化を創造し、瀬戸内海という魅力ある空間の新たな利活用について、「中四国・瀬戸内クルージングサミット」によって、新たなクルーズ文化として発信していく。
 ②このサミットに参加する各市が連携し、点在する瀬戸内海の海の史跡および各市がもつ地域資源を活用し、海を楽しむクルーズを誰でもが利用できる環境となるよう民間事業者に働きかけるなど、さらなるビジネスチャンスの拡大をサポートする。
 ③行政や観光協会などの関係団体が、それぞれの文化・イベント・観光情報を積極的に提供し合い、船という交通手段を活用した新たな観光ルートを提示するなど、民間事業者をソフト面で支援していく。そしてこの取り組みを通じて、瀬戸内海地域に「人、モノ、情報」の動きを創り出し、地域経済の活性化と、人や文化の交流拡大に努める。


目次

  • INTERVIEW
    サントリービア&スピリッツ㈱四国支店 支店長 実藤重幸氏
  • 第2回中四国・瀬戸内クルージングサミットが7月3日に開催され、議論盛り上がる
  • うどん本陣山田家が東京スカイツリーに出店を計画
  • 香川銀行が大阪北支店を11月に新設
  • 高松副市長に国交省出身の勝又正秀氏が就任
  • さぬき市商工会が日本一長い商品名を持つ土産物スイーツを開発
  • 女子バレーボールのエイティエイツが活動休止
  • ステーキレストラン「けん」が県内2号店を丸亀で21日開店
  • 「たも屋勅使店」が顧客満足向上に努め好調 (株)KYKサンズ
  • 新タイプのリラクゼーション施設「LEGA SPA」オープン (株)リブボディ
  • グループ合同CS大会に218名が参加 中庭住宅(株)
  • 格安レンタカー事業「イツモレンタカー」を開始 三宅石油(株)
  • 財団法人南海育英会が設立28周年、奨学生総数は534人に
  • 個人の債務整理に強みを発揮 アディーレ法律事務所
  • 津軽三味線さぬきフェスタを17日に開催
  • 設立2周年記念の婚活イベントを開催 かがわキューピット協会
  • チャレンジする香川のTOP
    社団法人 香川経済同友会 代表幹事 乾 篤之氏
  • ただいま着任
    香川県農政水産部 部長 川池秀文氏
    高松信用金庫 専務理事 蓮井明博氏
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