8月25日号

(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構香川支部 香川職業能力開発促進センター(愛称/ポリテクセンター香川)、香川労働局(友住弘一郎局長)は、公的職業訓練(ハロートレーニング)の現場を知ってもらおうと、先ごろメディアツアーを実施した。
あわせて今年6月に竣工し、稼働を開始したばかりの公共職業訓練施設ポリテクセンター香川(高松市花ノ宮町2丁目)新本館棟も披露した。
ポリテクセンター香川の旧本館は、1950年代に建設されており、実に70年ぶりの建て替え。快適性と利便性を兼ね備え、地域の多様な人材育成ニーズに応える施設へと進化した。
新館は地上4階建て、延床面積は旧館のほぼ倍にあたる三二四六㎡。1階に総務課、訓練課、高齢・障害者業務課、求職者支援課、生産性センター業務課と事務部門を集約。2階には明るく開放的な訓練生ホールと教室、3階に教室と会議室を配置。4階には来年2月、香川障害者職業センターが移転、入居する。
支援機構香川支部支部長で、ポリテクセンター香川の西村憲幸所長は「新本館の完成により、訓練受講者が快適に訓練できる環境が整ったことを、センターの訓練内容とともに紹介したい。香川障害者職業センターが本館4階に移転すれば、組織としてより一体的な運営ができる」と話した。
旧本館は来年1月までに解体工事を終え、駐車場として整備する。
ポリテク香川では離職者訓練として、ものづくり溶接加工科、機械・CADオペレーション科、電気設備エンジニア科、ICTシステム科、ビル管理技術科があり、座学と実習による訓練を、受講無料で提供。昨年度の就職率は約87%と高水準で、即戦力の人材育成が高く評価されている。
また在職者訓練メニューでは、ものづくり分野を主とした能力開発セミナー等を実施している。
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