ホーム刊行履歴

刊行履歴

7月25日号

 2011年12月に大手信用調査会社による実態調査によると、国内企業の 三分の二が後継者難。特に年商10億円未満の中小・零細企業では実に 約7割が後継者不在。一方で、現役社長の平均年齢は 約60歳と30年連続で上昇。
 これらの数字からも事業承継問題が浮き彫りになっている昨今、県内の企業でも大きな動きがあるなど、関心の高まるM&A市場に心強い味方となるべく、新しい事業所が7月3日、高松市内に開設された。
 従来より、事業再生のエキスパートして活躍する㈱ウイニングパートナーズ(高松市古新町10-6 吉本和巨社長)が、後継者問題の解決および企業の成長戦略のためのM&A分野の増強も兼ねて、日本全国500件以上の豊富なM&A実績を有する㈱ストライク(本社東京都千代田区 荒井邦彦代表取締役)の高松営業所を、同事務所内に併設させた。


7月15日号

 ㈱ビッグ・エス(高松市多肥上町1210 大坂尚登社長)は、県下では8店舗となる大型家電量販店「ケーズデンキ高松春日店」を、6月28日グランドオープンした。
 店舗所在地は、高松市春日町151-1。県道10号線高松長尾大内線バイパス沿い、ビッグモーター高松店から北へ200m行ったところ。
 ケーズデンキのトレードマークである鮮やかなレッド、ブルー、イエローの3色を使った外観は、インパクトもありロード沿いでは一際目立つ存在である。
 高松春日店は、店舗面積が6571㎡と、高松本店に次ぐ広さを誇る県下屈指の巨艦店舗である。
 敷地面積は1万2639.01㎡で鉄骨造り2階建て、駐車台数は420台である。


7月5日号

 あなぶきグループの1社で高松国際ホテル、ロイヤルパークホテル高松、チサンイン高松などホテル事業部門も持つ穴吹エンタープライズ㈱(高松市 小島英夫社長)は、6月29日㈱ゼスト(高松市古新町9-1 槙田 實社長)の運営する老舗シティホテル「リーガホテルゼスト高松」の事業譲り受けを電撃発表した。
 リーガホテルゼスト高松は昭和55年7月、ホテルリッチ高松として開業。平成元年には新館を増築、平成4年4月より現ホテル名へと変更していた。
 高松中央通りに面する伝統あるシティホテルは、県外からの観光客宿泊、地元のパーティーや会合、飲食シーンの場として貴重な存在となっている。平成22年には開業30周年のメモリアルを迎えていた。
 地上9階、地下1階の規模で、客室数122室、レストランは本館に「酒とさかな いり兆」、ダイニング&バー「時香」、ホテルズカフェプラス「アルゴ」、別館には中国料理「桃花苑」がある。


6月25日号

 昨年2月に初めて設けられた香川の食のアンテナショップ「さぬきダイニング」に、5月、新たに4店舗がこの認定を受けた。
 新たに認定を受けたのは、以下の4店。
▼ALICE IN TAKAMATSU by QUEEN ALICE(高松市サンポート2番1号 マリタイムプラザ高松タワー棟30階 TEL087-823-6088)
 香川県産の素材を取り入れた、地中海沿岸のフランス郷土料理が楽しめるレストラン。


6月15日号

 日銀から招いた蓮井明博氏がまだ着任一年余しか経たない中で、伊賀理事長が退任を決断するにはどんな背景があったのか。
 普通ならまず二年以上業務を経験しなければ、トップの座を任すことはできかねる。重いポストであるだけに熟慮の末決めたわけだが、予想以上に蓮井氏の評価が高かったわけでもある。これが第一の理由ではなかろうか。
 物事に慎重な伊賀氏の性格からしても、今回の承継は予想より早かった。この裏には蓮井氏の業務への取組みが意欲的であり、役職者、職員、そして外部の取引先に至るまで、真底から全幅の信頼を得ていたことが決断の背景にあったのでは。
 適材適所の人財というのはなかなかいないものだが、蓮井氏は地元出身であるプラス面もさることながら、日銀出身という金看板を表に出さず、高信の人間になり切って職員と接し、気軽な性格で交流を図ってきた。