6月15日号
香川県台湾等販路開拓アドバイザーらによる池田豊人知事への表敬訪問がこのほど、香川県庁で行われた。
当日、県庁知事応接室には台湾等販路開拓アドバイザーでワークキャピタル㈱(東京都)代表取締役の菊岡翔太氏と、香川県台湾等販路開拓アドバイザー制度を活用した「古民家・鳥料理 くうかい高瀬」(三豊市高瀬町下勝間15-1)を運営する㈱リージョナル・イノベーション(三豊市)CEO・代表取締役の関 喬史氏らが出席し、台湾を中心とした販路開拓の成果と今後の展望について報告した。
香川県が実施する「台湾等販路開拓アドバイザー制度」は、台湾市場に精通した専門人材を配置し、県内企業の海外展開を支援する取り組み。現地販路の開拓や輸出入に関する相談対応、現地企業との商談調整・同行支援などを通じて、企業の実践的な海外ビジネスを後押ししている。
菊岡氏は2025年度に同アドバイザーへ就任。台湾市場における実務経験と現地ネットワークを活かし、県内企業の販路拡大や商談支援などを行っている。
報告では、三豊市の「古民家・鳥料理 くうかい高瀬」における具体的な成果を報告。
同店は築150年の古民家を活用した和モダンな店舗で、団体受け入れ可能な離れの空間を活かし、台湾からのインバウンド需要の取り込みを推進。アドバイザー制度を活用した約9ヶ月で、台湾人来店客数は前年同月比で約二・五倍、期間全体では約4倍に増加するなど顕著な伸びを見せた。
また、販路開拓においては、台北・新竹・台中の3都市にターゲットを絞り、現地旅行会社への集中的な営業活動を展開。2度にわたる現地訪問で計20社との商談を実施し、送客体制の構築を進めた。あわせて、デジタル面でも評価が向上し、Googleの口コミ件数は約700件(2025年7月時点)から、1680件(26年3月末)まで増加。認知度と信頼性の向上が、さらなる集客につながる好循環を生み出している。
今後は、台湾に加え韓国市場へのアプローチや、海外旅行会社とのネットワーク強化を図るとともに、同様の古民家活用モデルを県内外へ展開する方針。
菊岡氏は「本当に価値のある体験を発信することで香川の魅力を伝え、継続的に人が訪れる流れをつくりたい」と述べた。
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