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5月15日号

 JR高松駅のコンコースに、「ネット」と「リアル」を融合した無人の店舗「QRECS(キュレックス)」が、4月27日オープンした。JR四国グループは高松サンポート地区の賑わいづくりの一環として、JR四国の駅で初めて高松駅にこの店舗の設置を企画した。
 このキュレックスは、誰とも接触せずに土産物などを購入できる新しいスタイルの店舗。タッチパネルで商品を選択すると、画面にQRコードが表示され、スマートフォンで読み取ると、各メーカーの直販サイトにつながる仕組み。購入した商品は指定した場所へ配送されるため、持ち帰りが難しい大きな商品や、重い商品も気軽に買うことが出来る。
 一部の商品はデジタルサイネージ横の棚にサンプルが展示されており、実際に手に取って見ることも可能。取り扱う商品はうどんや盆栽などの四国の特産品のほか、JR四国の旅行商品など、165品目を揃える。


4月25日号

 25年ぶりに、高松港と坂出港の長期構想検討委員会が開催されるなか、(一社)香川経済同友会(高松市紺屋町1-3 合田耕三代表幹事 間島賢治代表幹事)では、これから20年〜30年後の香川県のまちづくりの方向性に大きな影響を及ぼす高松港、坂出港の港湾整備のあり方を提言。4月13日、浜田恵造香川県知事、大西秀人高松市長に、16日に綾 宏坂出市長に提言書を提出した。
 香川経済同友会では、平成3年に高松港頭地区開発構想の提案をしてから、今回で10回、港湾整備関連の提案を続けている。
 高松港はこの10年、瀬戸内国際芸術祭含めインバウンドに評判が良く、新型コロナウイルスのワクチン接種が始まった今、アフターコロナの盛り上がりに期待が高まるこの機に、魅力ある瀬戸の都づくりに着手すべきと、4つの提言がされた。
 一つ目は、高松玉藻地区のウォーターフロント空間の拡大として、高松港サンポートエリアから北浜アリーを結ぶエリアに中核的な位置を占める中央ふ頭に、インバウンド及びクルーズ受け入れの対応を図るとともに、緑地整備、民間資金を活用した物販、宿泊機能を有する複合集客拠点の整備の提案がされた。


4月15日号

 (公財)かがわ産業支援財団が、平成30年度より開始した、新かがわ中小企業応援ファンド等事業は、県内の中小企業者等の研究開発、販路開拓、生産性向上、人材育成まで総合的な支援を行う事業だ。
 このたび令和3年度の助成事業について、次の通り支援対象事業を決定した。事業費の総額は8634万6千円。


4月5日号

 (一社)香川経済同友会は令和3年度の役員候補者の内定者を公表した。代表幹事、監事は5月27日に行う予定の令和3年度通常総会・理事会において選任する予定。副代表幹事は通常総会までに開催する理事会にて選任する予定となっている。
 次期代表幹事に就任を予定するのは、
◇四国興業㈱代表取締役社長 木内照朗氏(65歳)高松市出身。
 中央大学商学部卒後、百十四銀行入行、太田支店長、執行役員東京支店長などを経て、2013年常務執行役員、2018年代表取締役専務執行役員、2019年6月から現職。香川経済同友会には2019年8月に入会。
 他に新任候補として副代表幹事に佐藤哲也氏(㈱久本酒店代表取締役)、半井真司氏(四国旅客鉄道㈱代表取締役会長)、監事に高橋正彦氏(㈱香川銀行法人コンサルティング推進部長)、がそれぞれ内定した。


3月15日号

 高い技術力をもって、ステンレス製タンク、熱交換器、真空機器装置、圧力容器等の製造を手掛ける㈱サンテック(青木大海社長)が建設を進めてきた新本社工場がこのたび竣工。3月31日より、日本を代表するモノづくり企業への挑戦が、新本社工場でスタートする。
 綾川町陶の旧本社工場から、国道32号線にほど近い綾川町羽床下2137-1へ移転。高松方面から32号線を西進すると、ことでん羽床駅を前に、左手に巨大な建造物が視界へと飛び込んでくる。ここがサンテックの新たな拠点だ。
 海外から受け入れる人材を含め誰もが、ものづくりの技術と精神を学ぶ場となるよう「サンテックラーニングセンター」と名付けた。
 敷地面積は約17055㎡。業務量の増加にともない移転拡充したもので、建築面積は約5480㎡。鉄鋼造で工場棟は1階、事務所棟は地上2階建、延床面積は約6327㎡。
 新本社工場は㈱齊籐正轂工房の設計、大和ハウス工業㈱が施工を担当した。香川県企業誘致条例に基づく助成措置対象施設の指定を受けている。