11月25日号
〝四国はひとつ〟と言われて久しいが、四国創生に向けて四県の第一地銀が垣根を超えて手を携えることが決まり、地域の期待を背負いながらこの動きを強力に加速していくことになった。
11月11日、百十四銀行(高松市 渡邊智樹頭取)、阿波銀行(徳島市 岡田好史頭取)、伊予銀行(松山市 大塚岩男頭取)、四国銀行(高知市 山元文明頭取)のトップが高松市内で揃って会見し、四国創生に向けた包括提携「四国アライアンス」を締結。4行が独立経営のもと、健全な競争関係を維持しながら、各行の強みやノウハウを結集し四国創生に向けて取り組む。
具体的には、産業クラスターづくりや六次化支援などに取り組むほか、企業の本業支援によって地域経済の活性化と働く場の創出に繋げる。また地域資源を四国ブランドとして国内外に発信するため、四国圏統一ブランド化や四国の未来を考える組織体を運営することで、四国が一体となって地域活性化を目指す体制なども整えていくという。