6月5日号
四国旅客鉄道㈱(高松市)は、泉 雅文代表取締役社長が代表権のない会長に退き、半井真司代表取締役専務・鉄道事業本部長が次期社長に昇格する人事を発表した。
6月24日に開催する株主総会、取締役会後に正式就任となる。
自立できる経営体質づくりを最優先課題に掲げ、鉄道事業以外で事業の多角化などを進め難局を乗り切る考えを示したが、同社を取り巻く環境は厳しさを増しており、その経営手腕に注目が集まる。
四国の活性化を考えた場合、交通インフラという重要なポジションを占める同社への期待は大きい。新トップのもと、四国の発展とともにJR四国の発展を目指していく。
半井氏は徳島県三好市出身、神戸大卒の60歳。1978年国鉄入社、2010年より現職。
1987年、国鉄民営化でJRが発足して約30年。過去4人の社長が舵を取ったが、四国出身の社長は半井氏が初となる。