【㈱百十四銀行】頭取 綾田裕次郎さん
〝一を聞いて十を知る〟。新頭取に対する周囲の評価は一致する。
自らの分析は「楽天家」。不透明な経済情勢の中ではあるが、周囲の期待をエネルギーに変えながら、厳しい時代の舵取りに全力を注ぐ。
「責任区間を全力で走り切って欲しい」。就任にあたり、渡邊智樹前頭取(現会長)からは駅伝を引き合いに出し、期待を込めて襷を掛けられた。
「人口減少など地域社会の課題は多く、マイナス金利政策も影響して経営的には厳しい局面だが、全力で職務を全うし、少しでも今より良い形に改善して次のランナーに襷を繋ぎたい」。言葉を選びながら先を見据える姿に、静かに燃える闘志が垣間見える。
同行では4月より中期経営計画がスタートしたばかり。従来も推進してきた〝カスタマーオリエンテッド〟をより明確に実践することが基軸だ。「収益という物差しではなく、地域のお客さまが望むこと、求めていることを解決できる組織づくり」をより強化していくもので、さきに設置した〝婚活デスク〟などは少子化の課題を抱える中にあって、まさに好事例と言えよう。










