【香川県漁連協同組合連合会】代表理事 会長 嶋野勝路さん

6月20日の就任以来、取引先への挨拶回りで日本各地を巡った。猛暑の中での全国行脚となったが、海で鍛えた壮健な身体は、疲れを微塵も見せない。
「全国漁業協同組合連合会会長を務めた服部郁弘前会長の後任だけに、責任は大変重い。第一にトップセールスに取り組み、販売力強化に努めたい」と抱負を語る。
2年後に創立七十周年を迎える、香川漁連。その使命は、漁業経営の安定を通じて組合員の生活を守ること。そして、生活者に安全・安心な水産物を安定供給することにある。
「鮮魚を扱う我々にとって、最も大切なのは信頼。信頼は、膝をつき合わせる間柄から生まれるもの」と語り、電子メールなど通信手段が普及した現代だからこそ、職員には顔を見せる営業活動の重要さを説く。
同連合会では、新入職員研修を浜の現場を知ることから始める。新会長として氏も現場主義に徹し、営業をはじめ様々な最前線に立つ考えである。