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11月15日号

 「新鮮市場きむら」を運営する㈱きむら(高松市 木村宏雄社長)は、水産品加工センターならびに農産品加工センターを高松市内に新築整備する。総事業費は約10億5千万円という、ビッグプロジェクトとなる。
 高松中央卸売市場北方に整備するもので、農産センターは1月中旬に、水産センターは3月末に竣工する計画だ。なお、11月15日に起工式を行った。両センターの概要は次のとおり。
【水産加工センター】
▼所在地 高松市瀬戸内町509-24
▼敷地面積1011坪
▼延床面積906坪
【農産品加工センター】
▼所在地 瀬戸内町509-181
▼敷地面積 281坪
▼延床面積 223坪
 ※いずれも一部二階建てを整備計画で目を引くのが水産加工センターであり、九百坪超の建物は同社の旗艦店である太田本店より二回りも大きいものだ。


11月5日号

 賃貸物件、仲介物件、分譲地等の不動産事業を展開する京都ハウジング㈱(丸亀市浜町3-1 鈴木一雄社長)は、来年8月の入居開始を目指し、宇多津町に賃貸マンション「ルークロエ」(全35戸)を建設中だ。
 場所は綾歌郡宇多津町浜五番丁47-14。メインストリートのさぬき浜街道から少し南に入ったところで、JR宇多津駅から徒歩六分程度、近隣にはスーパーなど多様な商業施設や飲食店が立ち並ぶ恵まれた環境にある。
 「宇多津町は新築の分譲は多いが、賃貸物件は意外と少なく、老朽化している建物も増えている。人口が増加しているエリアでもあり、単身赴任者や小家族向けに賃貸マンションを新築したいという思いが以前から強かった」(鈴木社長)
 新築としては珍しいペット可物件とし、LDKには床暖房を設置。このほかオートロックやモニター付インターホン、機能便座、洗髪洗面化粧台、対面キッチン、追焚き付ユニットバスなど充実の設備を整えている。
 また廊下の配置を工夫することで、玄関からリビングが見えないよう配慮したり、洋室とLDKを分離することで静粛性も保てるよう設計した。


10月25日号

 百十四銀行(高松市 綾田裕次郎頭取)、阿波銀行、伊予銀行、四国銀行で構成する四国アライアンスは、企業の株式上場支援などによる四国経済活性化を目的に、㈱東京証券取引所(東証)と四国創生に向けた基本協定を締結した。
 同協定に基づき、四国アライアンス4行および東証は、各行の営業地域における企業の成長支援や株式上場の促進などを進めていく。具体的には、上場を目指す企業に対して東証が運営する市場第一部、第二部、マザーズ、JASDAQ市場への上場や、限定した投資家向けに上場基準を緩和したTOKYO PRO Market市場の活用に関する広報・支援活動等を行う。
 さらに資本市場に関連する様々な分野において、情報交換や知見の共有を図るなどの協力体制の構築も行うことで、四国内の企業の成長を促進し、ひいては四国経済の更なる活性化や発展に繋げていくことが狙いだ。
 今回の提携では、顧客の上場支援や金融リテラシーの向上を通じて、取引先の主要課題である〝人材確保や従業員のモチベーション〟〝知名度・信用力〟の向上などにも繋がるものとみられており、ひいては地域の雇用拡大や経済成長にも貢献できるものと期待の声も大きい。


10月15日号

 高松で飲食店をチェーン展開する、㈱ボラーチョ(高松市南新町12-1 川西雄一郎社長)は、タイに進出することを決定。同社の海外進出は初となる。
 すでに現地法人を9月8日に設立。来年1月に、首都バンコクで居酒屋をオープンさせる。
 出店場所はバンコクの都心を運行する高架鉄道BTSで、下町エリアにあるプラカノン駅(スクンビット線)前で整備中のショッピングモール「サマーヒル」。年内に全面開業するサマーヒルは、スーパーや飲食店など約四十店が入居する予定だ。
 居酒屋555が出店するのは、9月末に先行オープンしたスターバックスコーヒーの隣(1階)という好立地。店舗面積は36坪で、客席数は約70席を計画している。
 タイは日本企業の進出先として人気が高く、バンコク周辺は世界最大級の日系企業集積地として知られる。タイには、約七万人の日本人が在留している。この在留邦人をターゲットにした、日系レストランの進出が同地では相次いでいた。


10月5日号

 今治造船㈱(愛媛県 檜垣幸人社長)は、丸亀事業本部(丸亀市昭和町)内に新ドックが完成。9月19日、竣工式を華々しく開いた。
 新しく建設された3号ドックは長さ610m、幅80m、深さ11.7m。つり能力1330トンのクレーン三基なども整備されており、ドック・クレーンともに国内最大級となる。
 新ドックでは、全長約400m、20フィート(約6m)換算で二万個コンテナを積載できる、世界最大級の大型コンテナ船を80日程度で建造する能力を持つ。
 グローバル経済の進展により、拡大する海上物流を受けてコンテナ船の大型化が近年進んでいる。今治造船では2015年3月に、広島工場にて国内建造最大船型となる一万四千個コンテナ船の一番船を竣工させた。そして今年6月には、西条工場(愛媛県西条市)で二万個コンテナ船の一番船が竣工している。
 同社は二万個コンテナ船13隻を受注済みであり、新ドックと西条工場で同型船を年間10隻建造可能な体制を整えた。