6月25日号
![](/archives/005/202307/64a272e4adec0.jpg)
1992年に現在地へ本社および工場を移転。約2万㎡という敷地内に、本社事務所と4棟の工場を構えているが、このたび新第一工場が竣工した。
海外市場向けの大型クレーン需要が増えており、既存工場が手狭となっていること、スタッフが安全に作業できる環境の整備が狙い。
同社は、梶尾哲夫会長らが1968年に3人で溶接業を創業。1990年代初頭にタダノの協力工場となり、ラフテレーンクレーンのシャシーフレーム等を受注し事業を拡大してきた。
鉄の切断からプレス・機械加工・製缶(溶接)・下地塗装までの高い技術と、一貫体制が強み。
現在稼働中の第一工場には板金加工、機械加工の両部門が入居しているが、約2千㎡の広さがある新工場に板金加工部門を移管し、新工場は板金加工部門を担う。ブレーキプレス、最新のレーダー加工機など設備の据付を済ませ今年10月下旬頃の本格稼働を目指す。製造能力は2割程度向上するという。
別棟の第二工場にもある機械加工は、新工場完成に合わせ現在の第一工場へ移し、機械加工部門を第一工場に集約する。
第三工場は小型の溶接加工、第四工場はクレーンシャーシ、新事業のコンテナなど大型の溶接加工組立てに特化する。