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12月5日号

 高松市中心部にある中央公園の再整備に向けた検討委員会(委員長:西成 典久 香川大学経済学部 教授)の第2回が11月上旬に開催され、既存施設を活用した多様な使い方ができる案をベースに具体的に進めていくことが決まった。また、注目されていた樹木の伐採については、大規模な伐採はおこなわず、最大限保全しながら再整備することが明示された。委員会は公開でおこなわれ、傍聴席には市民20人が集まった。
 中央公園の再整備については、これまでに、園内にカフェなどを設置し、その収益の1部を公園整備費としてまかなう、公募設置管理制度(Park︱PFI)の導入や、洋菓子店「ルーヴ」の園内への出店などが決まっていた。一方で、市民から、樹木の大規模な伐採に反対する2500名以上の署名などが提出されており、2回目の委員会で具体的なイメージ図を発表するとして注目されていた。
 委員会では、日本樹木医会香川支部による調査の結果、園内の樹木は全体的に過密状態であることや、全体の約1割が「不良」の状態であることなどが説明され、枯れているものや倒木の恐れがあるもの、樹木が過密状態となっている場所など、生育上や防犯上などで問題となる樹木のみ伐採や間引きなどをおこなうこととし、大規模伐採はおこなわず最大限保全する方向で進める事が説明された。


11月25日号

 「おいでまい」委員会(尾崎英司会長)は県オリジナル米「おいでまい」をはじめとする「さぬき米」と県産食材がコラボした新商品「さぬき応援むすび」を11月8日〜2024年2月末まで県内量販店及び飲食店等23社29店舗で販売する。
 キャンペーンは、商品を購入し、【香川県】「おいでまい」委員会をLINEで友だち登録、購入した店舗で二次元コードを読み取りスタンプを取ると、トーク画面に応募フォームが届く。必要事項を入力すると、抽選で100名に「おいでまい」パックごはん3食分が抽選で当たるというもの。
 新商品は、9月中旬に委員会が事業者を募集し、23社が県産品を使用し、25商品を開発した。
 最近では希少価値の高いさぬき蛸を使用したもの、うどん出汁で炊き込まれたもの、オリーブはまちなどなどの他、塩や海苔にもこだわった逸品揃い。日本のファストフードでありながら、地元産品で旨さにこだわり抜いた「おむすび」に出会えるキャンペーン。見逃さないよう、HPから詳細をチェックして欲しい。
 新商品発表会で、池田豊人県知事は「中食の目玉であるおむすびに着目し、全国的に家庭での炊飯が減るなか、県民に多く県産米を食べて貰うことが重要。生産者と消費者が互いに応援し合いながら県産品の消費拡大につながって欲しい」と挨拶した。


11月15日号

 10月25日、高松商工会議所で臨時総会がおこなわれ、新たな会頭として、百十四銀行 頭取の綾田裕次郎氏が就任することが満場一致で正式に決まった。
 綾田氏は、11月1日付けで就任し、バトンタッチする環境が整った、と述べ任期途中で辞任した泉 雅文 元会頭(JR四国相談役)の残りの任期を引き継いだ。
 綾田氏は記者会見で「光栄であるとともに重責に身の引き締まる思いだ。銀行の仕事と商工会議所の仕事は親和性が高いと思っており、商工会議所でもコンサルティングに力を入れていきたい」と述べ、本業で培った経験を生かし、人手不足、円安、資源高など多くの課題に丁寧に向き合っていく考えを示した。
 綾田氏は、高松市出身の64歳。
 慶應義塾大学卒業後、百十四銀行に入行し、2017年から同行の頭取に就任。同会議所では、昨年から1年間、副会頭を務めていた。任期は、泉氏の残りの任期満了の2025年10月末まで。


11月5日号

 穴吹エンタープライズ㈱(高松市 三村和馬社長)は、運営ホテルで初めてとなる省人化ホテルをオープンした。
 高松市福田町11-1。旧チサン グランド高松を、リニューアルオープンしたもので、ホテル名を「高松パークホテル」(芥 祥吾支配人)に改め、利便性・快適性を備えたニュースマートライフホテルとして生まれ変わった。
 事前予約で、チェックイン時はフロントのタブレット操作だけで完結するスマートチェックインシステム、県内ホテルで初導入となるアバターコンシェルジュシステムなど、省人化を追求した宿泊特化型ホテル。
 コイルポケット式ベッドマットレスで快適な眠りを提供。加湿機能付き空気清浄機、温水洗浄機能付き便座など設備を充実させた。
 1階のフリースペースは、コワーキングスペース、65インチ大型モニターで楽しめるパブリックビューイングなど多目的な活用を目指す。フリースペースの一角には、宿泊者用に簡単な調理に対応するシェアキッチン(1階)を完備。また、簡易な運動ができるワークアウトルーム(2階)、ランドリールーム、ドリンク・フード・日用品など充実した自販機コーナーなども構えた。


10月25日号

 (一社)香川経済同友会(佐藤哲也代表幹事・松村英幹代表幹事)と(一社)岡山経済同友会(梶谷俊介代表幹事・中島義雄代表幹事)合同による、「第34回 岡山・香川経済同友会幹部交流懇談会」が10月5日に開催された。
 当日、両県同友会代表幹事、会員等37名が出席。
 両会は㈱瀬戸内海放送を訪問し、災害に強い放送拠点設備や新しい働き方を促進するオフィス環境などを視察。
 その後、マイクロバスで弓絃葉(高松市屋島西町六七八︱六〇)へ移動し、両県の経済同友会の主な活動報告をおこなった。
 開催にあたり佐藤代表幹事は「両県の取り組みを積極的に情報共有しながら、互いの力を合わせて経済界の発展に繋げていきたい」と挨拶。
 続いて梶谷代表幹事は「様々な情報を交換しながら、万博や瀬戸内国際芸術祭などを共に盛り上げ、世界に瀬戸内エリアを発信していきたい」と意欲を見せた。
 その後、岡山経済同友会活動報告では、新型コロナウイルス感染拡大が国内でも見受けられるようになった当初、全国に先駆けてマスクの支給や陽性者が出たときの対応・営業体制の構築など、各社のBCP対策の事例が紹介された。