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1月5日号

 サンポート高松のB2街区のコンペで、提案企画が選ばれた四国電力が中心となるホテル事業が正式に発表された。
 合同会社四国まちづくり&おもてなしプランニングとして、高松及び直島でのホテル開発を目的として設立された企業が担う。これは、四国各県を事業基盤としている金融を中心にした主要企業と、観光・ホスピタリティ業界及びホテル建設において豊富な経験を有する企業が集結。その顔ぶれは㈱阿波銀行、㈱伊予銀行、㈱サンケイビル、㈱四国銀行、四国電力㈱、四国旅客鉄道㈱、㈱竹中工務店、㈱日本政策投資銀行、㈱百十四銀行の9社により出資設立された。
 まずサンポート地区に建設するのが「マンダリン オリエンタル 瀬戸内-高松」(2027年夏開業)で、計92室の都市型リゾートホテル。
 瀬戸内の魅力を発見する旅の拠点としては絶好のロケーション、瀬戸の都であり、玄関口の香川県の県庁所在地、高松市のサンポート地区に誕生する。
 地上13階建地下1階、延床面積が約1万8500㎡、敷地は約5000㎡。
 国内線とアジア地区の主要空港から国際線も乗り入れる高松空港から車でわずか40分程の距離、隣接する高松駅を起点としたJR四国の本拠地。


12月15日号

 11月25日、地域事業構想サポートプロジェクト実行委員会(原 真志実行委員長=香川大学大学院 地域マネジメント研究科教授)主催の「香川ビジネス&パブリックコンペ2023」最終審査会が香川大学イノベーションデザイン研究所で開催された。
 香川発の、地域を元気にする独創的アイデアを募集するコンペは、行政機関、企業のサポートで実施しており、今年が11回目。
 『自分を超えろ、世界を変えろ』と題して、新規事業や起業を目指す革新的なアイデアを募るビジネス部門、暮らしを豊かに、地域の魅力を高めるなど社会的意義を持つアイデアのパブリック部門でエントリーを受け付けた。
 全応募45プランから、1次審査を通過した各部門それぞれ5プランが最終審査会で審査員にアピールした。事業の目的の明確性、事業計画の具体性と妥当性、新規性、市場性、地域性・社会性について厳正に審査。ビジネス部門は特に成長性を、パブリック部門は社会性・公共性を特に重視した。
 ビジネス部門のグランプリには、「地球の季節差と桃生産販売」がテーマの『うさぎfarm』を選んだ。飯南の桃の生産者でもある代表は、桃の収穫がないシーズンにニュージーランドで日本品質の桃を収穫して販売するという事業を提案。生産量では中国産が多いが、日本産の評価は非常に高く、日本品種の桃をニュージーランドで育て現地から輸出する。


12月5日号

 高松市中心部にある中央公園の再整備に向けた検討委員会(委員長:西成 典久 香川大学経済学部 教授)の第2回が11月上旬に開催され、既存施設を活用した多様な使い方ができる案をベースに具体的に進めていくことが決まった。また、注目されていた樹木の伐採については、大規模な伐採はおこなわず、最大限保全しながら再整備することが明示された。委員会は公開でおこなわれ、傍聴席には市民20人が集まった。
 中央公園の再整備については、これまでに、園内にカフェなどを設置し、その収益の1部を公園整備費としてまかなう、公募設置管理制度(Park︱PFI)の導入や、洋菓子店「ルーヴ」の園内への出店などが決まっていた。一方で、市民から、樹木の大規模な伐採に反対する2500名以上の署名などが提出されており、2回目の委員会で具体的なイメージ図を発表するとして注目されていた。
 委員会では、日本樹木医会香川支部による調査の結果、園内の樹木は全体的に過密状態であることや、全体の約1割が「不良」の状態であることなどが説明され、枯れているものや倒木の恐れがあるもの、樹木が過密状態となっている場所など、生育上や防犯上などで問題となる樹木のみ伐採や間引きなどをおこなうこととし、大規模伐採はおこなわず最大限保全する方向で進める事が説明された。


11月25日号

 「おいでまい」委員会(尾崎英司会長)は県オリジナル米「おいでまい」をはじめとする「さぬき米」と県産食材がコラボした新商品「さぬき応援むすび」を11月8日〜2024年2月末まで県内量販店及び飲食店等23社29店舗で販売する。
 キャンペーンは、商品を購入し、【香川県】「おいでまい」委員会をLINEで友だち登録、購入した店舗で二次元コードを読み取りスタンプを取ると、トーク画面に応募フォームが届く。必要事項を入力すると、抽選で100名に「おいでまい」パックごはん3食分が抽選で当たるというもの。
 新商品は、9月中旬に委員会が事業者を募集し、23社が県産品を使用し、25商品を開発した。
 最近では希少価値の高いさぬき蛸を使用したもの、うどん出汁で炊き込まれたもの、オリーブはまちなどなどの他、塩や海苔にもこだわった逸品揃い。日本のファストフードでありながら、地元産品で旨さにこだわり抜いた「おむすび」に出会えるキャンペーン。見逃さないよう、HPから詳細をチェックして欲しい。
 新商品発表会で、池田豊人県知事は「中食の目玉であるおむすびに着目し、全国的に家庭での炊飯が減るなか、県民に多く県産米を食べて貰うことが重要。生産者と消費者が互いに応援し合いながら県産品の消費拡大につながって欲しい」と挨拶した。


11月15日号

 10月25日、高松商工会議所で臨時総会がおこなわれ、新たな会頭として、百十四銀行 頭取の綾田裕次郎氏が就任することが満場一致で正式に決まった。
 綾田氏は、11月1日付けで就任し、バトンタッチする環境が整った、と述べ任期途中で辞任した泉 雅文 元会頭(JR四国相談役)の残りの任期を引き継いだ。
 綾田氏は記者会見で「光栄であるとともに重責に身の引き締まる思いだ。銀行の仕事と商工会議所の仕事は親和性が高いと思っており、商工会議所でもコンサルティングに力を入れていきたい」と述べ、本業で培った経験を生かし、人手不足、円安、資源高など多くの課題に丁寧に向き合っていく考えを示した。
 綾田氏は、高松市出身の64歳。
 慶應義塾大学卒業後、百十四銀行に入行し、2017年から同行の頭取に就任。同会議所では、昨年から1年間、副会頭を務めていた。任期は、泉氏の残りの任期満了の2025年10月末まで。