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【ロイヤルパークホテル高松 座敷割烹「錦」】 女将 杉山 由さん

着物一つでも「もてなしの心」を大切にお客様の喜ぶ顔が何よりのエネルギー

 たおやかな和服姿で「いらっしゃいませ」と迎えてくれる杉山女将。そもそも嫁ぎ先も料理店だったというから、接客業とは縁が深い。平成四年に高松市の料亭に入社。ロードサイドの支店の立ち上げにも携わった。充電期間を経て「錦」の女将に転じ、この12月で3年になる。
 「もともと『錦』の恵比須料理長とは知り合いでしたし、料理長の料理に対する思いに共感し、ぜひその思いをお客様に伝えるお手伝いをしたいと思って」と、女将転身の動機を語る。


【高松中央ライオンズクラブ】 会長 真鍋秀子さん

さまざまな人と出会い、喜ばれることを励みに地域に根ざしたライオンズ活動を目指したい。

 県内で唯一の女性だけのライオンズクラブ「高松中央ライオンズクラブ(LC)」。今年7月から、新会長に就任した。入会して今年で四年目。ミッション系の高校・大学を経て看護師になったことから、奉仕・福祉活動は昔から身近なものだった。小児科医のご主人の勧めもあり、子育てが一段落したところで入会を決めた。


【財)高松観光コンベンション・ビューロー】 専務理事 池尻育民さん

国際芸術祭など大型企画が相次ぐ好機を生かした高松の魅力を内外に発信したい

 アジア太平洋盆栽水石大会(ASPAC 2011年開催)の招致運動や来年の瀬戸内国際芸術祭など、ビッグプロジェクトが目白押しの中で4月に就任。むしろ課題の大きさにやる気を刺激されているらしい。

 高松市役所で37年間奉職し、そのうち観光関係は産業部次長(03~08年)時代を含めると通算15年。産業部は通算19年の経歴を有する。


【百十四銀行】 取締役頭取 渡邊智樹さん

若金融戦争を勝ち抜くための若手・女性の抜擢を。人生の頂点に立つも厳しい剣ヶ峰

 行員数約二千余人の頂点に立つ。
 重圧と責任感でつぶされそうになるぐらいだが、笑顔でいつものように接していた。就任早々のヤマ場ともいえる記者会見も、ソツなくこなし立派に所信を述べて未来の大器を予測させた。内外の評判、期待感も良く爽やかな人間性は、銀行の信用回復、魅力アップにも大きく役立ちそうだ。どうか肩肘張らずに極く自然体で、行内の融和を図りつつ刷新への方向性を見いだして欲しいもの。


【香川県中小企業家同友会】 代表理事 明石光喜さん

若き代表者が誕生、支部活動活性化に向けての組織づくりに取り組む

 181センチの堂々たる体躯は一際目立つし存在感もある。理事会では満場一致で代表理事に選出された。
 中小企業家同友会に入会したのは平成7年のときで、仕事で取引のある社長からの紹介であった。
 その頃、他団体から入会の誘いがあったが、それは断った。「父親以外の経営者の考え方を知りたかったし、異業種交流も活発だ。また人の募集にあたり、同友会は共同求人があって活用できるメリットがある」。これが入会に拍車をかけた。33歳の時だった。