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9月15日号

 8月27日、瓦町FLAGのB1階に、業務用厨房機器のタニコー㈱(東京都 谷口秀一社長)は、これまでにない新施設としてFantudioをオープンした。
 ショールームだけでなく、シェアキッチン、キッチンスタジオ、テストキッチン等を配置し「食」に関わる全ての人たちに寄り添う、多様な用途に活用できる場所となっている。約426坪のフロアは、目的ごとに5つのエリアで構成される。
◯ショールーム
 実際に厨房を歩きながら実店舗のように使い勝手が見られる。同社の最新商品、人気商品等の設備が並び、小型ながら同社が扱うメーカー向けの小型タンクも展示している。
◯キッチンスタジオ
 料理を通した食文化の発信、イベントに利用可能。大きなモニターで手元を映すなど、動画撮影、配信に対応した機器を揃えている。


9月5日号

 四国化成ホールディングス㈱(丸亀市 渡邊充範社長)のグループ会社である四国化成工業㈱(丸亀市 濱﨑 誠社長)は、同社徳島工場(板野郡北島町)において実験施設及び厚生棟の機能を統合した新たな実験・事務所棟の建設を決定した。
 着工時期:9月(新棟の着工は2026年1月)。竣工予定:2027年10月。建築面積:835.71㎡。延べ床面積:2518.96㎡。構造:地上4階建(地下なし)。
 徳島工場では、プール用殺菌・消毒剤「ネオクロール」及びその関連製品や、電子材料用途としてLED関連材料や半導体プロセス材料等の開発・製造をおこなっている。既存の実験棟や厚生棟の老朽化に加え、電子材料の需要や今後更に従業員の増加が見込まれる中で、実験器具や分析装置の設置スペースや会議室等の確保が課題となっていた。


8月25日号

 (独)高齢・障害・求職者雇用支援機構香川支部 香川職業能力開発促進センター(愛称/ポリテクセンター香川)、香川労働局(友住弘一郎局長)は、公的職業訓練(ハロートレーニング)の現場を知ってもらおうと、先ごろメディアツアーを実施した。
 あわせて今年6月に竣工し、稼働を開始したばかりの公共職業訓練施設ポリテクセンター香川(高松市花ノ宮町2丁目)新本館棟も披露した。
 ポリテクセンター香川の旧本館は、1950年代に建設されており、実に70年ぶりの建て替え。快適性と利便性を兼ね備え、地域の多様な人材育成ニーズに応える施設へと進化した。
 新館は地上4階建て、延床面積は旧館のほぼ倍にあたる三二四六㎡。1階に総務課、訓練課、高齢・障害者業務課、求職者支援課、生産性センター業務課と事務部門を集約。2階には明るく開放的な訓練生ホールと教室、3階に教室と会議室を配置。4階には来年2月、香川障害者職業センターが移転、入居する。


8月5日号

 四国化成ホールディングス㈱(丸亀市 渡邊充範社長)のグループ会社である四国化成工業㈱(丸亀市 濱﨑 誠社長)はこのほど、「坂出工場」を建設することとなり、これに併せて、「工場等の建設等に関する協定」の締結式が香川県庁本館にて開かれた。
 近年、生成AIや5Gなどの普及に伴い、高性能な半導体需要が高まり、より高度な半導体材料の提供が求められている。
 本工場は坂出北インターチェンジに近く、電力や工業用水などのインフラが整った番の州臨海工業団地の立地環境を生かし、地元での従業員の雇用を促進しながら、最先端半導体用途向けの高付加価値な化学製品の生産を強化していく。
 新工場の概要は次の通り。
 場所:坂出市番の州12-14。面積:約2万6000㎡。操業開始:令和9年末予定。
 当日、県庁応接室には濱﨑社長はじめ、池田豊人知事、有福哲二坂出市長等が出席し、協定書に署名をおこなった。


7月15日号

 四国化成ホールディングス㈱(丸亀市 渡邊充範社長)のグループ会社である四国化成工業㈱(丸亀市 濱﨑 誠社長)はこのほど、香川県の推薦により「令和7年度科学技術分野」の文部科学大臣賞(科学技術賞)を受賞。
 これに当たり、濱﨑社長と受賞した同社社員5名が池田豊人知事へ受賞を報告するため、香川県庁に表敬訪問を6月26日におこなった。
 今回、受賞したのは先端電子機器の高機能化に貢献する新規樹脂硬化剤(製品名:TS-G)の開発に携わった5名の社員(受賞者:熊野 岳氏・松田晃和氏・武田琢磨氏・奥村尚登氏・藤川和之氏)。
 TS-Gは電子材料用高機能接着剤の原材料としてスマートフォンや半導体機器等の様々な先端用とで採用されている。エポキシ樹脂の硬化剤として使用することで、従来よりも低い温度での硬化を可能にする。
 電子部品の中には150℃以上といった高温の条件下では変化や不具合が発生してしまうものがあるが、同製品を用いて低温条件で硬化し接着することにより高温に弱い電子部品の搭載が可能となり、様々な最先端機器の高性能化に大きく貢献している。