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9月15日号

 香川県商工会議所連合会(泉 雅文会長=高松商工会議所会頭)、香川県商工会連合会(篠原公七会長)は、香川県内で農林水産省の実施する「Go To Eatキャンペーン」の食事券発行委託事業を行うこととなった。
 新型コロナの影響で、甚大な被害を受けている飲食業界に対し、期間を限定した官民一体型の需要喚起を図る事業で、プレミアム付き食事券発行事業、オンライン飲食予約サイト事業の2つの事業が予定されている。
 高松商工会議所はじめ県内全ての商工会議所と商工会が協力し、プレミアム付き食事券発行事業に取り組む。
 1万2500円(1000円×10枚、500円×5枚)を1冊として42万セット発行する。販売価格は1万円(非課税)。テイクアウト、デリバリーの利用も可能。食事券の有効期限は令和3年3月31日。
 食事券の発行金額は52億5千万円。うち25%はプレミアム分となるため、販売代金相当額は42億円。
 食事券の購入方法は、専用往復ハガキでのみ受付。期間中4回の抽選を行い、当選者に食事券購入権利が発生する。
 県内に約5000店ある飲食店のうち、一定の条件を満たした登録店が対象となる。登録を希望する飲食店は、専用用紙を左記事務局サイトより入手のこと。


9月5日号

 新型コロナウイルスで落ち込む観光需要の回復につなげようと、香川県と香川県観光協会は、美食と絶景をテーマに観光誘客キャンペーン「さあ!香川キラリ旅」を行うと発表した。27日はメディア向け発表会が、高松市のJRホテルクレメント高松で開かれた。
 10月から2021年3月まで実施するこのキャンペーンは、県内の飲食店で県産品食材を使ったメニューを提供するほか、熱気球で香川の絶景を眺めるイベントや有名うどん店を巡るスタンプラリーなどを企画し、集客を狙う。
 発表会で浜田恵造知事は「もともと今年度の目玉事業としてアイデアを練っていた。香川県は豊かな自然に恵まれ、グルメも豊富。多くの人に香川の絶景と美食を楽しんでもらい、コロナで一番影響を受けた観光の部分を再起動させたい」と話した。
 一つ目のテーマの「美食」では「お昼はうどんで夜は肉」と銘打って、県産オリーブ飼料で育った3つのブランドミートを提供する「美食付き宿泊プラン」が登場。また、おいしい瀬戸内の幸を気軽に堪能してもらおうと、地魚や県産品食材のみのネタで作った「瀬戸まるごと握り寿司」も参加店で食べることができる。


8月25日号

 今年度初めての高松市サンポート地区都市再生検討委員会が7月31日に行われた。同委員会の委員長は香川大学創造工学部の紀伊雅敦教授。出席した委員は、交通事業者から四国旅客鉄道㈱、高松市琴平電気鉄道㈱、(一社)香川県バス協会、高松市タクシー協会。区域内の公共的団体から、高松市中央商店街振興組合連合会、(公財)高松観光コンベンション・ビューロー、シンボルタワー開発㈱。関係行政機関の職員と先だって公募が行われ選出された公募委員3名。
 同地区は30年前から整備が始まり、一旦の終息をしていたが、近年のビジネス拠点の形成や瀬戸内国際芸術祭を機に観光結節拠点としての役割が大きくなり、拠点性を発揮できるように再検討が始まった。
 当日は、現在の状況を再確認し、オブザーバーである香川県旅客船協会、高松空港㈱、国土交通省四国地方整備局、香川県庁の交通兼の道路、交通、湾岸等関係者も意見を出し合った。
 実行委員である高松市では、各意見を踏まえ、質問に応じた。
 主な議題は、令和5年度までに建設される予定の新香川県立体育館とその周辺設備等について、熱く議論が交わされた。新型ウイルス感染拡大の影響により、当初より1年度延び後期32ヶ月で令和6年度に完成予定となった同施設は、建築面積20461㎡、延床面積30019㎡の鉄骨、鉄筋コンクリート造で、地上2階、地下1階となる。コンサート、プロスポーツ等用のメインアリーナに固定席5024席、県大会等中規模スポーツ競技用サブアリーナ1032席、武道館施設兼多目的ルームに315席が設けられる予定。


8月5日号

  温浴事業を展開する㈱創裕(高松市 川北祐一郎社長)は、大型温泉施設「高松ぽかぽか温泉」を8月7日にオープンする。
 住所は高松市多肥上町1515。
 施設概要は敷地面積3500坪。2階建て、延べ床面積858坪、無料駐車場240台完備。
 一階にはレストラン120席、寝転び座敷、ボルダリング、キッズスペース、ボディケアルーム、岩盤浴、コワーキングスペース、コミックコーナー、リクライニングルームを設置。
 二階は内風呂(高濃度炭酸泉、水温の異なる2種の水風呂)、露天風呂、サウナ(遠赤高温、塩)、カフェ、芝生広場、理美容室を完備しており、幅広い層の顧客が一日を通じて楽しめる。
 最大の特徴は1409m堀削して掘り当てた豊富な湯量の「天然温泉」や若い女性に大人気の「大型高濃度人工炭酸泉(香川県初)」など10種類のお風呂を設置したこと。
 岩盤浴エリアは4種類の岩盤浴と雪が舞い降るクールルームを完備。
 岩盤浴は種類と温度が異なり、すべて時間制限なしで利用できる。中でも室温が高いロウリュウ岩盤浴室の『オートロウリュウ』は、アロマ水で蒸発させた熱い蒸気が雲海のように広がり、幻想的な空間を演出する。


7月25日号

 ブライダル総合事業の「㈱ときわ」(徳島市 髙畑富士子社長)は、高松市丸亀町グリーン前に結婚式場「LLOYS(ロイズ)」を10月10日、オープンする。
 同社が香川県内で結婚式場を開業するのは、北浜アリー内の「KITAHAMA W」に続く2件目。今回も、ブライダルの総合プロデュースショップ「non rhetoric(ノンレトリック)」が運営する。
 この建物は百十四銀行中央支店として、昭和46年まで使われていた築63年の洋館。古き良き時代の面影を残す、優雅で重厚なたたずまいが魅力だ。高松市内中心部に位置しており、高松駅やホテルからのアクセスが容易で、遠方からの出席者の利便性も高い。
 独立型チャペル、宴会場(最大100席)、バーなどを備える。キッチンや空調設備、チャペルも全てゼロからのリノベーション。新耐震基準を満たすための修繕コストなどの条件を勘案すると、銀行だった古い洋館を結婚式場として生まれ変わらせるのは容易ではないが、同社の森秀利プロデューサーは「銀行は富が長く続き、『未来』の象徴とされる非常に縁起が良い場所。結婚式という、これまでの感謝を伝え、未来を明るくする大切な機会に、最高のロケーションでしょう」と魅力を話す。店名は英国で250年以上続く歴史ある銀行にあやかり、「LLOYS(ロイズ)」と名付けた。